ショベルカーは変身できる!?
世間一般的にはショベルカーやユンボと呼ばれることの多い油圧ショベル。
土木工事の現場では「バックホウ(バックホー)」と呼ばれることが多いです。
当社の工事に欠かせない建設機械であるバックホウ。今日はバックホウの\*豆知識*/をご紹介します。
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まず、バックホウには人間の”腕”のような部分(アーム・ブーム)があり、その先端にはショベルが付いています。この手先のようなショベル部分のことを「バケット」と呼びます。バケットで土砂などを掘削したりすくったり移動させたりします。
バケットは実は取り外すことができ、用途ごとに様々なアタッチメントに付け替えることができます。アタッチメントの交換をすることで1台の重機でも作業の幅がぐんと広がります。
代表的な例として、
下の写真の”爪”が付いている方が標準バケット、爪が付いていない真っ直ぐな口になっているのが法面バケット(のりめんバケット)です。
法面バケットは、掘るよりも均したりすくったりするのに適したアタッチメントです。
その他には、砕いたり・掴んだり・ふるいにかけたり・草を刈ったり、色々とあります。
下の写真は(左)砕くタイプと(右)草刈りタイプのアタッチメントをそれぞれ装着して作業している様子です。
このように実は掘るだけが仕事じゃない多機能なバックホウ。
色々と変身できるわけですが、アタッチメントは軽いものではないので交換作業はちょっと大変になります。
交換の際、「機械式」という種類の場合は着脱で手作業(力仕事)が発生しますが、
「油圧式」の場合は運転席でバケットの着脱操作ができるので、力がいらず楽に交換できます。
(全部油圧式になるといいですね・・・)
ちなみにうまく操縦すれば、バケットを外して回転させ外向きに付け替える一連作業を、運転席に座ったまま行うことも可能です。
※外向きに付けると土砂をすくったまま高く持ち上げることができたり、高い位置を掘ることができます。
なお余談ですが、バックホウのホウ(hoe)は英語の”鍬(くわ)”が語源のようです。
なぜバック(back)なのかは諸説あるようですが、前方に押し上げるように掘るローディングショベル(ローダ仕様)に対して後方に向かって掘り取るからバックホウと呼ばれている、という説が濃厚そうです。
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今回はバックホウの”変身”について取り上げましたが、
こうして色んな作業ができることを知るとバックホウのイメージが変わりませんか?
次にバックホウを見かけた際は、ぜひ手先がどんな装備になっているか注目してみて下さい♪
(💡運転中の脇見運転にはご注意ください)
筆:ひよっこ土木嫁
●ひよっこ土木嫁🔰の紹介
土木業界未経験で当社の役員と結婚し入社しました。現在は役員として会社の経営に関わりながら事務業務を担当しております。
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